ThinkPadヒストリー
パソコンが、仕事や生活に欠かせない道具となっている人は多いと思われます。今や、ビジネスのあらゆるシーンで、パソコンが使われていますからね。また、プライベートにおいても、電子メールは コミュニケーションツールとして必須のものとなっています。
さて、パソコンが身近なものとなってくると、持ち歩くことで生活をより便利にしたい と誰もが思うことでしょう。それが、モバイルコンピューティングの第一歩というわけです。そして、このモバイルコンピューティングの大きな武器となるのが、ThinkPadサーブノートです。では、ThinkPadサブノートの歴史をざっと見てみましょう。
ノートパソコンの始まり
東芝が1989年に発売したDynaBook SSは、当時としては重さが3kg前後と比較的軽く、無理すれば持ち運べることもできる大きさでした。それまでのラップトップパソコンは 折り畳み可能な液晶ディスプレイに 5kg程度のボディを持ったものでしたから、常識を大きく破ったことになります。そして、このDynaBookの登場が ノートパソコンという新しいジャンルを作り、以後 各社がこぞってこのサイズのパソコンを発売していきました。
そうした状況下でIBM(現レノボ)が発売したのが、PS/55noteです。DOS/Vという 同社がIBM PC/AT互換機用に新たに開発・発売したOSを用いた 初めてのノートパソコンでした。また、黒塗りの高級感あふれるボディで、当時 とてもユニークな存在でもありました。
他社の製品がA4サイズより少し大きめのA4ファイルサイズという大きさだったのに対して、A4サイズちょうどというコンパクトさを実現していたのです。さらに、CPUも Intelのi386SX-16MHz(初期モデルは12MHz)を採用しており、当時としては十分に満足できるパフォーマンスを持っていました。そして、こうしたPS/55noteの流れは、以降のThinkPad 750/755/760へと受け継がれています。
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